富士珈機のRー105を使用
コーヒー生豆を焦茶色のコーヒー豆に仕上げるには焙煎しなければなりません。
焙煎するための器具も沢山の種類があります。
小規模な自家焙煎コーヒー店では手回しの焙煎器を使っているところもありますが、焙煎量が少なく
当店のような豆売りには向きません。
JUKE JOINT COFFEEでは業務用焙煎機では日本を代表する老舗、
富士珈機の5kg焙煎機“R-105”
にてコーヒー生豆を焙煎しています。
当店のR-105は生豆が入るシリンダーは半熱風です。
シリンダー側面は鉄板で後方はパンチングになっておりバーナーのガス火で加熱された鉄板の伝導熱と後方から流れてくる熱風で焙煎する方式。
半熱風の焙煎機は風味の輪郭が明確で、しっかりした口当たり、コクを表現しやすいと言われています。
富士珈機の焙煎機を使う理由
業務用の焙煎機メーカーも現在、国内外さまざまなメーカーがありますが、
特に富士珈機の焙煎機を選んだ理由は焙煎時に高温になるシリンダーや前カバーの素材に鋳物(いもの)を使っていることです。
鋳物:高温で溶かした金属を型に流し込み冷却してつくる素材。マンホールのふた、銅像や自動車のブレーキ、エンジン、南部鉄器などにも使われている素材。
鋳物の特徴は
耐熱性、蓄熱性に優れていて、熱膨張や振動の吸収に強いことです。
特に蓄熱性に優れているという点が焙煎にとって重要なんです。
店主もこれまで銀杏を焼く手網や、卓上コンロで焙煎するサンプルロースターなどで焙煎してきましたが、コーヒー生豆の芯まで熱を通すって意外と難しいんです。
見た目では分かりませんし、冬場の気温が低いときは特に生焼けになりやすいです。
重要部品が鋳物で作られている富士珈機の焙煎機は熱をシリンダー内でしっかり蓄熱してくれるのでコーヒー生豆をしっかり芯まで焼き上げることができるのです。
付け加えれば
これは焙煎する側の話になりますが、
現在の最新鋭の焙煎機はそのほとんどがタッチパネル操作で焙煎ができるのですが、当店のR -105は火力調整、コーヒー豆を排出するタイミング、排気と冷却モーターの切り替えなど、全てアナログ。自分の手でボタンやレバーを操作しなければなりません。さながら自動車で言えばマニュアル車のような操作感も魅力なのです。
鋳物で作られている富士珈機の焙煎機を使い、コーヒー豆の芯までしっかり焼き上げています。
是非ご賞味ください!!
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