1.ワイニーのご紹介
今回も当店で取り扱うコーヒー豆1種類にしぼって紹介します。
今日はドミニカのプリンセサ・ワイニー・ナチュラル(以下ワイニー)です。
このワイニー(Winy) ”ワインのような”と言うその名称の通りワイン(赤ワイン)を彷彿させる独特なベリー系のフレーバーと甘み、ボディ感があるコーヒーです。
ワインそのものではないですよ!けれどもワインを思い起こさせる風味の
とびきり個性的なコーヒーです。
このワイニーは上海で趣味で焙煎してた頃に出会いまして、
これを飲んで、コーヒーってこんなフレーバーもできてしまうんだと、コーヒーの世界の奥深さに深く感じいったものでした。
2.ワイニーの風味がつくられるまで
このワイニーの風味がどのようにして形成されるのでしょうか。
ポイントは
・精製方法はナチュラル
・完熟したコーヒーチェリーのみを使うこと
コーヒーチェリー:コーヒーの木になる果実
以上2点です。
改めて説明すると、
コーヒー豆と呼んでいる黒い豆、これはコーヒーの木になる果実(コーヒーチェリー)から取り出した種です。
この種がコーヒーの生豆で淡い緑色をしています
この生豆に熱を入れることで黒く変色していわゆるコーヒー豆になります。
このコーヒーという果実から種を取り出し、乾燥させるまで。
この一連の工程を精製と言いいます。
ナチュラル精製とはー
コーヒーチェリーごと乾燥、熟成させたあと、脱穀する精製方法です。
コーヒー豆の精製方法には何種類か方法があるのですが、(それについてはまた別のブログで紹介したいと思います。)
今回紹介しているワイニーの風味を表現するために行われるナチュラル精製をワイニープロセスと言います。
ワイニープロセスは非常に難易度が高いです。
⑴完熟したコーヒーチェリーのみを選定、選別して収穫しなければならないため手間がかかり収穫量も通常より限られます。
⑵さらに↓
追熟で傷み(腐敗し)やすい果実を、時間をかけて天日乾燥する
という高難易度のプロセスを行うのがワイニーなのです。
この工程も、熟練の職人によるきめ細かい管理が必須です。
好みのコーヒー豆を見つけよう! その8
このワイニープロセス、コーヒー生産者の誰もが簡単に導入できる精製方法ではないのです。
3.生産者紹介
生産者・アルフレド・ディアス氏
スペシャルティコーヒーの栽培に取り組むアルフレド・ディアス氏はドミニカに生まれ、幼少のころにアメリカへ移住、年月を経て故郷ドミニカに戻り、帰郷10年目にハラバコアに移り住みました。ハラバコアの美しい環境とその土地で行われているコーヒー栽培に惹かれたアルフレドは1989年に農園を購入。高品質なコーヒーの生産に一身の情熱を傾け、栽培方法の改良に取り組んできました。
4.プリンセサ・ワイニー・ナチュラルのプロフィール
生産地:ドミニカ共和国 ハラバコア
標高:1480m
豆の品種:カトゥーラ、ティピカ
精製方法:ナチュラル(ワイニープロセス)
5.ワイニーまとめ
ワイニーはそれまでのコーヒーのイメージを覆すような個性的な風味を持っています。
そしてコーヒーがそもそもフルーツであるということにも気づかせてくれるとても面白いコーヒーです。
人によってはこれがコーヒー!?と思うかも、
好き嫌いがハッキリ分かれるコーヒーですが店主は出会った時から大好きです。
JUKE JOINT COFFEEでは
このワイニー中煎りで焙煎、フレーバーとボディ感をしっかり感じていただけるようにしています。
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