カフェオルキデアのご紹介
今回紹介するコーヒー豆は先月(2022年2月)より取り扱いを始めたこちらのコーヒーです。
カフェ・オルキデア(ペルー)
オルキデア(orquídea):スペイン語で蘭の花のことです。生産地が蘭の花でも有名な地域なんです。
ペルーはブラジル、コロンビアという南米の2大コーヒー生産国と比べると生産量10分の1くらいですが小規模農家による有機栽培が中心で特にヨーロッパから注目されている生産地です。
1.どんな風味
JUKE JOINT COFFEEでは中深煎りで焙煎しています。
極めてクリアな飲み口でしっかりしたボディ感があります。チョコーレート系のフレーバー、フローラルな香りも感じていただけます。
コーヒー好きの方には一口飲んでその品質の高さが感じていただけることと思います。
2.生産者紹介
生産者は高橋克彦さん
元々は自動車部品メーカー勤務でした。
奥様がペルーのアチャマル村という人口300人ほどの村出身で、その地域の発展のために2008年からコーヒー栽培を始めました。
高橋さんがコーヒー栽培を始める前は村には電気も通っておらず、元々コーヒーを栽培する人はいたものうまくいかず廃業してしまう人が多かったそうです。そのため空き家が目立ち子供を置き去りに村を出て行ってしまう人もいるような状況でした。
“村でコーヒーを生産し、それを海外に輸出して村の経済状態を改善したい!”そのような経緯でコーヒー栽培は未経験ながら書籍や知人の知識を頼りに始めたそうです。
また自らコーヒー栽培するだけでなくコーヒーの生産組合も組織し生産改善の指導もしています。
アチャマル村のみならず周辺地域の持続可能なコーヒー生産にも尽力していて14世帯で組合はスタートしましたが今では250世帯まで拡大しています。
その甲斐もあって現在では組合全体でコーヒー生豆を年間20数台のコンテナで海外に輸出するまでになっています。
生産地であるアチャマル村はアマゾンのジャングルに面したウァヤバンバ渓谷というペルー北部の赤道にも近い秘境の地にあります。
ペルーの首都リマから飛行機とバスを乗り継ぎおよそ30時間、ようやくアチャマル村現地に到着するそうです。
一体どこまで奥地なのでしょうか
こちらの“たびこふれ”さんのブログに現地の様子が詳しく掲載されています。
肥沃な土壌、手付かずの自然が残る地で
昔ながらの環境に優しい栽培方法で大切に育てられている、極めて稀少価値の高いコーヒーです。
たびこふれさんのブログを見ていたいらペルーに旅行に行きたくなりました。
3.カフェ・オルキデアのプロフィール
生産地:ペルー アマゾナス州ロドリゲス・メンドーサ郡アチャマル村
標高:1500〜2100m
豆の品種:ティピカ、カティモール
精製方法:ウォッシュド
無農薬、無化学肥料の日陰栽培
終わりに
カフェオルキデアは上海時代に趣味で焙煎していた時も自分で焙煎して飲んだことがあったのですが、その時は実はあまり印象に残っていたなかったんです。今回改めてJUKE JOINT COFFEEで取り扱うにあたって飲んでみるとその澄んだ味わいに店主自身も魅了されました。
過去記事で紹介したワイニーのようにわかりやすい際立ったフレーバーがあるわけではないのですが上質な苦味にキレのある口当たりは仕事や勉強の時などにも合いますよ。
JUKE JOINT COFFEEではそんなカフェ・オルキデア(ペルー) の生豆を50度洗いしてから半熱風焙煎機で丁寧に焙煎しております。
購入希望の方はこちらのオンラインショップから↓
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